マハリシ・アーユルヴェーダの20のアプローチ

原初音

マハリシ・ヴェーダ・パンディット

 

異なる音は生理に異なる効果を生み出す、ということが研究によって実証されている。

マハリシ・アーユルヴェーダは、特定の音 ー 原初音 ー が身体と心に最も肯定的な効果を生み出す、と主張する。

これらの音の発音、メロディー、リズムパターンは、ヴェーダの伝統の基本的な資料として、リクヴェーダとその仲間の3つのヴェーダ、つまりサーマヴェーダ、ヤジュルヴェーダ、アタルヴァヴェーダの中に保存されている。

マハリシ・アーユルヴェーダによると、これらのヴェーダの中に保存されている音のパターンは、自然の根底にある原初の振動を反映している。

悟りに達した賢者たちによって認知されたこれらの原初音は人間の言葉のレベルにもたらされた。

ヴェーダのパンディットたちが、これらの音の順序を記憶して、父から息子へと世代をとおしてそれを伝えてきた。

マハリシ・アーユルヴェーダよると、これらの原初音を聴く人たちは、自分の意識の中でそれらの基本的な振動を活性化している。

個人の気づきが自然の諸法則の最初の振動と調和される。

自然法の統一場は超対称性の場、完全なバランスの場であるので、この経験は心理と生理の中のバランスを増大させる、とマハリシは説いている。

心と体の両方が、自然の最も基本的な諸法則を取り入れるのである。

原初音に関する研究

オハイオ州立大学において、実験室で培養し成長したガン細胞に対する原初音の効果を調査した。

5種類のガン細胞(肺ガン、結腸ガン、脳腫瘍、乳ガン、皮膚ガン)と正常な線維芽細胞が試験された。

このタイプの培養では、ガン細胞と正常な細胞の両方が急速に成長するのが普通である。

(線維芽細胞は、人間の体内にあるときよりも培養器にあるときのほうが、いっそう急速に増殖する)

1組の培養細胞に対しては、原初音を演奏した。

この演奏にはサーマヴェーダの特定の部分を用いた。

もう1組の培養細胞には、対照的な音としてハードロック音楽を選んで聞かせた。

比較対照のための培養細胞は、何も音楽が演奏されていない培養器の中で育てた。

結果は著しいものであった。

原初音はすべての培養細胞の平均的な成長を大幅に減少させたのである。

その結果は十分に有意なもので、それが偶然に起こる確率は1000分の5以下であった。

ハードロックの音楽を聞かせた細胞群では、結果は逆であった。

培養細胞の成長は大幅に増加した方が(それが偶然に起こる確率は全体を通して100分の3以下であった)が、それほど一様ではなかった。

サーマヴェーダを聞かせたガン細胞と正常な線維芽細胞の成長の減少は、細胞を体の自然法則といっそう調和させる、サーマヴェーダのバランス効果を反映していると考えられる。

これは予備的な研究であるから、さらに本格的な調査を行う必要がある。

しかし、この領域でも、マハリシ・アーユルヴェーダは効果的なものであるという最初の確認がなされた、と言えるだろう。