マハリシ・アーユルヴェーダの20のアプローチ

神経と呼吸の統合

マハリシ・プラーナ―ヤーマの写真

 

マハリシ・アーユルヴェーダの呼吸の運動は、穏やかな仕方で呼吸のバランスをとるものである。

このような呼吸の運動を総称して「プラーナーヤーマ」という。

特定の病気やアンバランスのためには、特別な呼吸のテクニックが用いられる。

予防のために有益な、誰にでもできる一般的な呼吸運動もある。

これらの呼吸運動の中には、左右の鼻孔から交互に息をする運動がある。

マハリシ・アーユルヴェーダによると、このような呼吸運動は脳の左右の半球を交互に刺激する。

いくつかの研究の示すところによると、一般的に、脳の右半球には物事をどちらかといえば空間的、大局的にとらえる働きがあり、それに対して、左半球には物事を直線的に、細かくとらえる働きがある。

プラーナーヤーマは、左右の両半球を活性化し統合して、よりバランスのとれた効率的な心と体を養うといわれている。

プラーナーヤーマもしばしば研究されてきた。

肺活量が増える(普通は年齢とともに減る)、脈拍やコレステロール値が減る、といったことがいくつかの研究で示されている。

また、副腎皮質のホルモンの反応性が向上する(これはストレスに対処する能力の向上を意味する)、消化や肝臓の機能が向上する、といったことも報告されている。

ヨーガアーサナとプラーナーヤーマは連続して行われることが多いので、それらを組み合わせたときの効果も研究されている。

ある研究では、筋肉の持久力が増す、疲れにくくなる、などの身体的な効果が示されている。

また別の研究では、神経症的な傾向の減少、精神的な疲労の減少、認識能力の向上、記憶力の向上など、多くの心理的および精神的な改善が示されている。